今回の記事は、特定技能人材の必須支援である「生活に必要な契約に係る支援」に関して記載をしています。特定技能人材を受け入れる上で、どのような生活支援が必要となるのか?
またそれぞれの支援で、具体的にどのような手順を踏めば良いのか記載をしています。
是非ご参考くださいませ。
生活に必要な契約に係る支援とは何をさすのか?
義務的支援としては、下記が挙げられています。
- 電気・ガス・水道等のライフラインの契約
- 銀行その他の金融機関における預金口座又は貯金口座の開設
- 携帯電話の利用に関する契約
- 上記の契約や開設するための必要な書類の提供
- 上記の契約や開設するための必要な案内
- 上記の契約や開設を滞りなく行うために、必要に応じて同行やサポートをすること
任意的支援としては、契約の途中において、契約内容の変更や契約の解約を行う場合には、各手続が円滑に行われるよう、必要な書類の提供及び窓口の案内を行い、必要に応じて当該外国人に同行するなど当該各手続の補助を行うことが望まれます。
どの順番で契約するのが効率が良いのか?
- 電気ガス水道契約
- 銀行口座開設
- 携帯電話契約
電気ガス水道に関して
電気ガス水道に関しては、人材が入国(入居)すぐに使用できる環境が必要となるため、入居前に契約を済ませて置く必要があります。受入企業もしくは登録支援機関等で支援をしてもらいましょう。
特定技能人材が電気契約をするには?
日本人と同様に契約をすることが可能です。電気契約時、通常 引っ越しの1〜2週間前までに、繁忙期で3-4週間必要な場合もあります。30日前から申請が可能なので、事前に準備をしていきましょう。申込の際に、氏名や引越し日などを伝えて申し込みます。ガスとは違い、利用開始時の事業者の立会いは不要です。
電力会社の公式HPや申込受付の電話は基本は日本語での対応が主です。受入企業もしくは登録支援機関等支援を行いましょう。
特定技能人材がガス契約をするには?
電気と同様の手順となりますが。大きく異なるのが、ガスは、開栓にガス会社のスタッフの立会いが必要となります。
特定技能人材が水道契約をするには?
電気ガスと大きく異なるのは、水道は引っ越し後に申込みが可能です。新居の玄関ポストに「水道使用開始申込書」と記載された用紙が用意されているので、氏名や住所など必要事項を記入して、ポストに投函してください。初めて入国する特定技能外国人の場合分からずに対応しない等の可能性がありますので、支援をしてあげるようにしましょう。
銀行口座開設に関して
口座開設には、顔写真付の公的書類が必要です。顔写真付の公的書類とは、特定技能人材の場合、下記3つとなります。
- 旅券(パスポート)
- 在留カード
- 在留カードのほかに社員証等の勤務されていることが確認できる書類参考引用:りそな 口座開設のお申込みに必要な書類
携帯電話を契約に関して
銀行口座の契約が終わったら、携帯電話の契約を行いましょう。
初めて来日する外国人人材が携帯電話を契約するには?どのようにすれば良いのでしょうか。UQモバイルのサイトには、下記のようにあります。
Q: 外国人の契約はできますか?
A: はい、ご契約いただけます。但し、規定する本人確認書類とご本人様名義のクレジットカードまたは銀行口座が必要となります。本人確認書類の詳細は、「本人確認書類について」からご確認ください。
引用:https://www.uqwimax.jp/mobile/support/faq/pages/ka02j000000TRfsAAG/
本人確認書類とは → 在留カード(旧外国人登録証) + 外国パスポート のことになります。ここではUQモバイルを記載しましたが、もしもクレジットカードがあれば、Ymobile等も契約することが可能となります。
必須ではありませんが、インターネット契約に関しても、もしも本人が必要と希望する場合、費用や申請方法等を伝えてあげた方が親切だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。外国で新生活を迎えるというのは、とっても不安なものです。日本人でも上京する時、不安と期待が混ざった複雑な感情をもっていた方も多いのではないでしょうか。
携帯や銀行などのライフラインの手続きをスムーズに行えたかどうかって非常に非常に大事です。手厚い支援を心がけましょう。弊社ではよりスピーディーに、手厚くしっかり支援させていただいておりますので、いつでもご相談くださいませ!